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phpの使い方
php はウェブページで動作するスクリプト言語で，
以前 CGI として利用されていた perl
をウェブに特化して使いやすくしたものと考えてもらってかまわないでしょう．
この php は，ユーザーからウェブページの要求があったときに
http サーバーソフトが php の命令を解釈し， html
コンテンツとして返送するという仕組みで動作しています．
従って php をウェブ上で利用するためには必ず http
サーバーソフトが必要になります．
ここでは http サーバーソフトとして Apache と組み合わせて php
を利用する方法について説明します．
なお，Apache のインストールについては
こちら
を参照してください．
phpのダウンロード
php は The PHP Group によって開発が進められていますが，
この php にも4系列と5系列という2つのバージョンがあるので，
より安定して動作する4系列の最新版をインストールすることにします．
以下の URL を開き，「PHP 4.4.?」と書いた部分の「Windows Binaries」
の中から「PHP 4.4.? zip package」をダウンロードしてください．
同じ場所にインストーラータイプのものもありますが，
こちらは PostgreSQL 関係が入ってないのでデータベースとして PostgreSQL
を使うことができなくなります．
phpダウンロードページ：
http://www.php.net/downloads.php
phpのインストール
ダウンロードしたら apache から呼び出せるように組み込みます．
ダウンロードしたファイルを展開ソフトで展開すると，
php-4.4.?-Win32 のような名前のフォルダが出来るので，
そのフォルダの名前を php に変更し，Apacheの時に作った c:\usr\local\
フォルダの中に移動させてください．
最終的に php.exe というファイルが c:\usr\local\php\php.exe
にあるようになっていれば正しく組み込めています．
その上で c:\usr\local\php\ にある php4ts.dll
というファイルを同じ場所にある「sapi」
というフォルダ（php4apache.dllがあるフォルダ）の中にコピーしてください．
（本来必要ない作業だとは思うのですが，
これをしておかないとなぜかうまく動作しなかったので）
設定
php を動かすための設定には apache が php を認識するようするための設定と，
php 自身の設定の２種類がありますので，それぞれを正しく設定してください．
なお，ここでは php をモジュールとして apache
に組み込んで使用する方法について説明します．
apacheの設定
まず，apache の設定は以下の通りです．apache の 設定ファイル (httpd.conf)
を開き，次の記述をそれっぽい場所に追加してください．
190行付近 (phpを実行するファイルがどこにあるか指定する)
LoadModule php4_module c:/usr/local/php/sapi/php4apache.dll
240行付近 (apacheにphpのモジュールを組み込む)
AddModule mod_php4.c
850行付近 (ファイルの拡張子が「.php」の時phpのファイルとして処理させる)
AddType application/x-httpd-php .php
AddType application/x-httpd-php-source .phps
phpの設定
php の設定は php のフォルダにある php.ini-dist ファイルを php.ini
という名前で保存しておこないます．また，
apache と組み合わせて動作させるときはこの php.ini ファイルを Apache.exe
ファイルと同じフォルダの中に置いておく必要があります．
従ってまず，php のフォルダの中にある php.ini-dist
というファイルをエディタで開き，そのファイルを Apache.exe
と同じフォルダの中に php.ini という名前で保存してください．
その上で，各種設定を行うため次のように各項目を変更してください．
365行付近 (htmlのフォームで入力されたものをそのままの名前の変数として使えるようにする (あまり良い設定ではないようだ))
register_globals = On
382行付近 ('"\などの文字がフォーム変数に含まれていてもエスケープ処理をしない)
magic_quotes_gpc = Off
以上で設定は終りです．
動作確認
apache を起動した状態で php
ファイルを読み込んできちんと動くようであれば大丈夫でしょう．
ですが，後のために設定確認用の php ファイルを作成します．
次のような内容のファイルを作成し，「info.php」等の名前で保存してください．
<?php
phpinfo();
?>
このファイルをブラウザからサーバー経由
（アドレス欄に「http://localhost/~username/info.php」
等と入力してアクセスした状態）
で読み込んで次のような画面が表示されることを確認してください．
このような画面が表示されれば正しくインストールが出来ていますので，
実際に作りたいページを保存し，活用してください．
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